いつかまた 帰りたい
今週のお題「好きな街」
私は神奈川県横浜市に生まれ育った。
浜っこです。
「横浜」と言えば港。
そう、私は港を見て育ちました。
小学校、教室の窓から大黒埠頭が見えます。
時おり太陽のマークのフェリー、サンフラワーが埠頭に来ます。友達と「サンフラワーが来た!!」と大騒ぎをしてたりして眺めているのが、とても好きでした。
小学校3年、山下公園に「赤いくつをはいた少女」の像ができました。担任の先生と同級生数人で見に行きました。
「🎵赤いくつはいてた女の子、異人さんに連れられて行っちゃた、横浜の埠頭(はとば)から汽船(ふね)に乗って、異人さんに連れられて行っちゃた」
聞いたことが有るのではないでしょうか?
実話が歌になったそうです。
赤いくつの少女は、実の親が育てられなくなり
アメリカの宣教師夫妻に預けられるのですが、この夫妻はアメリカに帰る事になった時、少女は結核で連れて行く事ができず、孤児院に預けられ、9才でお母さんに会う事もできずに亡くなったそうです。
少女は宣教師夫妻と一緒にアメリカへ行ったと思っていた様で、この歌ができたそうです。
とても悲しいお話しです。
先生の話を聞きながら、皆とこうして居られる事は幸せなんだ、と感じたのを覚えています。
山下公園の花火大会、沢山の人が集まります。
赤レンガ倉庫、昔は作業員がたくさん居ました。夜中に友達と忍び込んだりしていました。今では観光用のお店になっています。
マリンタワー、人形の家、外人墓地、競馬場跡、氷川丸、ジモティーなのに好きでよく行きました。
松任谷由美の歌にも出てくる山手のお店で、歌の様にソーダ水を飲んだ事もありました。
思いでを語ればきりがありません。
時代は変わり、私が知っている町は姿を変えているかもしれませんが、私と同じ様にこの町で生きてきた人々は、この町を誇りに思っているはず。
私はこの町に生まれて良かった。
私はこの町で育って良かった。
私はこの町が大好き。
いつかまた、この町に帰りたい。