革命記念日 < 25 de mayo >

5月25日アルゼンチンの革命記念日です。

もちろん祭日です。

1810年5月25日「プリメラ▪フンタ」と呼ばれる独自の政府を樹立した記念日です。

その後1816年7月9日スペインからの完全独立となります。(独立宣言)

各家では国旗を飾ったり、道端では国旗をはじめ国旗を型どったバッチやタオルなどが売られます。

そして、この日はみんなが決まって食べるものが有ります。

○ ロクロ ○

伝統的な冬の定番料理。
豆、とうもろこし、芋(マンディオカ=長いもに似ているが長芋より粘りがなくサッパリしている)、カボチャなどの野菜と骨つき肉やチョリソーコロラド(生ソーセージを薫製にした様な物、味が濃くコッテリし、少し癖がある)をグツグツ前日から煮込みスパイス、調味料で味付けをする。


○ エンパナダ ○

国民 お馴染みのエンパナダ。
あらゆる場面に登場します。
小麦粉、脂肪、塩を混ぜて捏ねて延ばした生地に
挽き肉と玉ねぎ、長ネギ、ゆで卵等を炒めた具やハムとチーズ、 鶏肉を細かくし玉ねぎ等と炒めた具など、様々な変わりだねんも有ります。


○ パステリート ○

お菓子の一種で
何層もの生地の中心に
ドゥルセ デ バタタ や ドゥルセ デ メンブリーショを一口大に切ったものを入れて、花の形の様に形成したものを油で揚げます。

•ドゥルセ デ バタタ
さつま芋を煮詰め羊羮の様に固めたもの。味も芋羊羮に近い

•ドゥルセ デ メンブリーショ
南米の果物メンブリーショをジャムの様に煮詰め固めたもの。味は甘酸っぱくイチゴジャムと杏ジャムを合わせた感じ


各家庭で作ったり、手間がかかって面倒...と言う人はお店で買ったり、と殆どの人達が仲間同士集まってこの日に食べているものです。

私は個人的にロクロはコッテリ過ぎてあまり好みではないのですが....
一度は食べてほしい伝統料理の一つです。

でもダイエット中の人も大敵です。
カロリーは半端なく有ります。



革命記念日とは関係無いのですが

季節ごとにも食べるものが変わります。

夏は、アイスクリームやサラダを良く食べてビールやジュースを飲みます。

でも冬は殆どのアイスクリーム屋さんは閉まり店先に置いてあったアイスクリーム用の冷凍庫は店の奥にしまわれてしまいます。

サラダも食べない人が多く、トマトだけサラダ。
夏のビールとジュースの代わりにワインとマテ茶。

ファクトゥーラと言う甘い菓子パンがありますが、
これも夏場はあまり食べない。冬になるとマテ茶のお供に良く売れる様です。

日本は多少の違いは有っても、ここまではないのでしょうか.....?
「冷やし中華はじめました」とか「生ビール」
位じゃないかと....?

夏はパン食べないとか暖かいスープ飲まないとか
冬にアイスクリームやサラダ食べますよね?!

何か変人扱いされてる気がしないでも無い...