慣れない習慣

日本で30年以上生活をしてきて日本の習慣が染みこんでいる私。

17年住んでいるからと
そうそう慣れるものでは有りません。

アルゼンチンの習慣をお話ししたいと思います。

習慣と言っても色々あります。

生活習慣、食習慣、行事や言葉

まず日本と違うのは交通ルールです。

外国車は左ハンドルなのはご存知ですよね。
交通ルールも日本とは逆です。車は右側通行になります。

変わったところで
通常のバス会社のバスの他に
「コンビ」と言う乗り合いバスが所どころ走っています。
バスとは言っても大きなバスでは無く、ワゴン車です。運転手と助手の二人で運行しています。
これは個人でやっている事が多く、助手がお客さんからお金を貰い乗車させます。

走っている場所によっては、普通のバスが無い所があり、コンビが唯一の交通手段の所もあります。

そういった所を走るコンビはいつも沢山のお客さんが乗っています。
通勤時間のバスを想像して下さい。
ワゴン車があの状態なのです。

コンビは自営なのでバス停がありません。

通常のバスも住宅街などでは停留所が無い事が多いので、初めての場所では探してしまいます。

トイレ
殆どの場合、有料です。
ガソリンスタンド等は自動でお金を入れないと扉が開かない様になっています。
自動で無くてもトイレに人が居て、その人にお金を払いトイレットペーパーを貰って入ります。
大きいスーパーやレストラン以外はトイレットペーパーの常備もありません。
現地の人に言わせると「トイレットペーパー代は誰が出すの?」と言う事らしいです。

雨の日
ほとんどの人が傘をさしません。
持っていない人もいます。
トレーナーや上着に付いているフードや帽子です。
洋服やさんを覗くとフードの付いている服が多いのはそのせいですね。

挨拶
男女問わずホッペにハグです。
「Hola ! ( こんにちは) 」チュッ💋こんな感じです。
コロナが流行ってからは🤜🤛ゲンコツでゴツンに変わりました。

お店の営業時間
朝9時から昼1時 、夕方5時から夜9時
これが一般的な営業時間です。
お気づきかと思いますが、1時から5時までの空白の時間が有ります。
この空白の時間を 「 シエスタ 」と言い休憩時間になります。一部の店を除き例外無くシャッターが閉まります。

八百屋 、肉屋 、魚屋 、パン屋
日本の様な袋詰めやパック売りは無く
全て量り売りです。(大きなスーパーはパック詰めの肉や魚を売っています)
殆どの人が500g又は1kg単位で買い物をします。
売り出し品の単位も2kgや3kgで値段がつきます。

水🥛
「Sin gas」ミネラルウオーター と 「con gas」炭酸水があります。
レストランやカフェは水は有料です。
注文すると炭酸入りか無しかを聞かれます。

直球
見た目をそのまま本人に言います。
「 デブ 」 「 やせっぽち 」「 頭がおかしい」
言われた方は落ち込んでしまいますよね...
でもアルゼンチン人は平気です。
それがアダ名にまでなります。
因にうちのクルミ(トイプー)はお客さんに「子ぶたちゃん」と言われています。🐖
普通なら飼い主を目の前にして言わないだろ、と思う事を平気で言うのがアルゼンチンです。

バレンタインデー😙
女性が男性に愛の告白をする日、チョコレートを好きな男性にプレゼントする日です。
しかし!アルゼンチンは
男性が女性にチョコレートを贈り、愛の告白をする日です。

こんな所まで逆になっています...

私が一番馴染めない、嫌な習慣は
時間を守らない!
30分位遅れるのは当たり前。
酷い人は約束の時間に家を出る様です。

日本は約束の5分前が常識ですよね....
それが普通でいた私は
ビックリです!
約束をしたら時間になっても相手が来なくて、30分...40分...「場所を間違えたかな?」と不安になっていると、何も無かったかの様に普通にやって来て
遅れた事に対して何とも思っていない。
「遅れてごめんね」すら言わない。
これが普通なんですね....

今回一部ですが、また機会が有れば
日本と違う習慣のお話しをしたいと思います。