アルゼンチンの学校給食

昨日、日本の学校の給食の話をしたので
今日は、アルゼンチンの日系の学校の様子と給食を紹介しようと思います。

もう15年位前になりますが
息子が通っていた学校です。

日亜学院と言う日系の学校です。
幼稚園 、小学校 、中学校 、高校 があります。

ただ小学校と中学校は区別が無く
小中学校と言う感じです。

小中課程が終わると高校生になります。

校舎は日本の専門学校の様な感じかな...

門を入ると直ぐに入り口の扉があり
受付があります。

教室、職員室があり、中庭を挟んでもうひとつ建物があります。

この中庭は校庭を兼ねており、二階にも広場があります。

給食室は中庭を挟んだもうひとつの建物にあります。

社員食堂みたいな作りです。

給食の内容は
日本でお馴染みのカレー 、ハンバーグ etc
アルゼンチン料理 、ミラネッサ 、サパシートの肉詰めetc
主食はご飯とパンが選べるそうです。

カウンターに調味料が置いてあり
好きな物をつけてたべます。
勿論、醤油もあります。

味は....
私は食べた事は無いのですが
息子の話しによると
「カレーは水っぽくて味がしない。」
「美味しくない」
と不評です。

給食を作っているのはアルゼンチン人のおばさん。

日系の学校で給食を作っていても
自分では日本食なんて食べないんでしょうね。
だから、日本食がどういう物なのか分からないんだと思います。

学園祭にはボランティアでお弁当やおはぎ作りの実演をします。焼き鳥、うどんもその場で作り販売します。

当時、私の担当は 稲荷寿司 とおはぎ作りでした。

この時、気付いたのですが
アルゼンチンの日系人は沖縄が多いのです。
そして私は関東(横浜)、味付けが違うんです...

沖縄の稲荷寿司は油揚げに味が殆ど無い。
関東(本島は同じ味付けだと思いますが...)
私が作った稲荷寿司は甘辛
春雨サラダも味がしない...
全く違う物を食べているようでした。

この学校は日系とは言え
先生をはじめ生徒も日系人よりアルゼンチン人の方が圧倒的に多い。中国人もいました。

校内ではスペイン語が主流です。

日本語が話せる先生も限られています。

今回、日系の学校を紹介したのは
給食の有る学校だからです。

アルゼンチンの市立学校は基本、給食は有りません。
なぜなら学校は半日だからです。
午前の部はお昼に帰ります。
午後の部は家でお昼を食べてから登校します。
だから給食がありません。

市立の学校で子供たちに
お昼、パン(何も挟んで無い普通のパン)とバナナと小さなお菓子を配っているのを見たことが有ります。

これでは大人になって「好きだったもの」なんて有りませんね....

みんな、日本の給食を食べたらビックリするんじゃないかと思います。

日本の給食が食べたい.....