モラルの低さが分かる祭日

今日は祭日です。
土曜日、日曜日、月曜日の3連休
イヤな事故ニュースがたくさん流れます。

酔っ払い運転で事故を起こす車多数

映像付きでニュースに取りあげられていたのは
女性弁護士の車が他の車へ突っ込んで行く様子。
突っ込んだ後に横転し建物に衝突しました。


私の住む町の隣の駅では
昨日子供が電車に跳ねられる事故が起こり
今日は電車が走っていません。

アルゼンチンの鉄道は
線路に対して安全対策が殆ど有りません。

汽車から電車に変わり
多少、策ができたりの変化は出てきましたが
まだまだ....

簡単に線路内に人が入れてしまいます。

踏み切りではない所で
線路を横断し反対側に行く人は普通にいます。
線路沿いを歩く人もいます。

電車を降りて、構内を歩くのが面倒な人は
電車を降りて、そのまま線路を渡り反対側のホームへ行くなんて光景も見かけます。

大人がこんな事を日常的にやっているのに
子供が真似をしない訳がない。

汽車の時は扉が開けっぱなしで走っているのも
普通でした。

夏とか暑いときは
扉から半分体を出している人など
日本では有り得ない事が
こちらでは普通です。


もうひとつ
28才の警察官がディスコへ遊びに行き
酔っぱらった勢いで喧嘩をし
感電死をした、と言うニュースです。

なぜ感電したのか、と言うと
電車の電線です。

事故が起こった路線は
電車の電線が上では無く地面に埋まっているようです。
一部が地面から出ていて
安全カバーの様な物でかくれていました。

それは踏み切りから少し離れた所に有り
普通だったら行かないと思われる様な所に有りました。

喧嘩はこの場所で行われ
警察官一人に対し2人が相手で
これも映像が残っており
一方的にやられていました。
その直後に感電したらしいです。


アルゼンチンはサッカーの試合も危険だといいます。
特に「ボカvsリーベル」のカードです。

ボカは庶民的なサポーターが集まり
比較的貧乏なチームらしかったのですが
前大統領マウリシオ•マクリのおかげでのしあがってきたチームのようです。

それに反しリーベルはお金持ちのサポーターによって支えられ、裕福なチームです。

この二つのチームは「永遠のライバル」の関係。

どちらが勝っても負けても
サポーターの間で喧嘩が起こる

警官もたくさんいます。

観光でアルゼンチンにきて
このカードの試合を観たい。
と言うのは普通でしょうが
個人では絶対に行かない方がいいです。

乱闘に巻き込まれないとも限りません。

私もアルゼンチンに来たばかりの時に
このカードの試合を観に行きました。
が、ツアーです。

行き帰りバスで、ガイドが面倒をみてくれます。
注意事項も伝えられます。


アルゼンチンてこんな国なんです。

多分、アルゼンチンの事を書いている人は
こんな事を書かないですよね。

「アルゼンチンはこんなに素敵なところ」
「アルゼンチンは南米のパリ」
「移住お勧め国」

良いところしか伝えていない。

私にとってアルゼンチンは
とても恐い国です。
悪いところばかりじゃないけど....

でも、
こう言う悪い所を伝える人が居ても
いいんじゃないかと思います。