「死ぬかと思った」瞬間何度も!

お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」

こんなに有ってもいいのか!

と思うくらい有ります....

 

子宮外妊娠で子宮管破裂

大量出血と激痛で緊急手術。

医師の話によると

「あと5分遅かったら危なかった」

本当に死ぬ寸前だった様です。

 

アルゼンチンに来て

田舎の畑の中に有る家にいた頃

水が無くて

水を貰いに行っていました。

水は貴重でなかなか体を洗う水まで確保出来ない生活でした。

 

その日は久しぶりにお湯をためて体が洗える水が確保できました。

春とはいえ、まだ寒く

家にあった炭を焚いて

お風呂場を温める事に...

裸になっても寒く無い程度に

お風呂場が暖まり

そのまま体を洗うことにしました。

 

まず髪を洗い、体を洗っていると

何やら呼吸が荒くなっていくのに気付き、「どうしたんだろう」と思いながらも早く体を洗って出よう

と急いでいると

意識が遠のいて行くのです...

倒れる瞬間

「死ぬのかも」と思い意識が無くなりました。

 

ちょうど夫が隣の部屋に居て

倒れる時の音に気付き

お風呂場に駆けつけた様でした。

 

夫の話によると

倒れている私は悲惨な状態だったそうです。

嘔吐に脱糞

さすがに夫も「死ぬかも」と

とっさに感じたと言っています。

 

二酸化炭素中毒です。

症状からすると死んでいても

おかしくない状態でしたが

知り合いが急いで車を出し

救急病院へ運んでくれました。

 

意識が戻った私は病院のベッドの中でした。

 

これもアルゼンチンでの出来事です。

治安が悪いのは天下一品

畑の真ん中の家と言っても

当時、空き家だっただけで

以前は牧師が住み教会のイベントなどで使われていた建物なので

敷地は広いし

建物もそこそこ大きいので

一見、お金持ちの家っぽく見えます。

ある日の深夜

窓に付いている鉄格子をハンマーで

叩く影が或りました。

とっさに「強盗だ!」と思い

夫と息子を起こしに行きました。

 

その間に柵を曲げガラスを割り

家の中に銃を持った男が2人侵入していました。

 

銃を私達に突き付け

「金を出せ!出さないと殺すぞ!」

本当に死ぬかと思いました。

どのくらいの時間が経ったのか

強盗は私達をトイレに閉じ込め

その間にお金になりそうな物を全て

持っていきました。

私達は大した怪我もなく済みましたが、日本に居たらしない経験です。

 

その後も経営していたお店や自宅

何度も強盗や空き巣に入られ

その都度

お金や品物を盗まれ

何匹もの大きな犬の命まで取られ

怒りしかありません!

 

生きているのが奇跡の様に思います。

 

題材とは後半、少しズレてしまいましたが

アルゼンチンに来て

「死ぬかと思った」事はたくさんあります。

だから私はアルゼンチンが好きではありません。