許せない話しです。

旦那さんが一人で日本に帰って

約半年になります。

最初はアルゼンチンの生活を

なにもかも捨て勝手に借金を作って

日本へ行った旦那さんの事は

許せなく話をするのも嫌でした。

 

でも、最近は話をするようになりました。

その内容の一部について

お話をしようと思います。

 

まず旦那さんは日本へ着いて

ホテルに住んでいました。

何故かそこで住民登録をし

郵便局の口座を開きました。

 

働かないと食べていけないと思い

派遣会社を通して

前々から住んでみたかった

長崎方面の仕事を探し

福岡の車の部品工場で寮に入り働く事にしました。

日給は13000円で寮費が1日2000円

後で気づいたそうなんですが

旦那さんは寮費が月6万円

一緒に働いていた違う派遣会社から来た人は寮費が月2マン円

既に4万円違います。

その上30万円以上の給料は手取りで

18万円程になっています。

最初に泊まったホテルで住民登録をしてそのまま九州来てしまった為に

口座を凍結され一文無しに近い状態で

前借りをしながら1日1回インスタントラーメンのご飯で暮らしていたそうです。

残業が1日2時間、3時間当たり前で

食事もできず体力が保たなくなり

辞めることに。

最後の給料は丸々1ヶ月働いて

何と!9万円!20万以上取られてる....

 

次に働いたのが佐賀県の嬉野温泉の旅館で寮に入り働き始めましたが

話しが全く違って

1日16時間労働で残業代無し、

と言われたそうです。

従業員は常時居るのが厨房を入れて4人

休憩時間も殆ど無かったそうです。

これで副鼻腔炎が発症

体の調子を悪くし辞めることに。

給料は今だに貰っていません。

 

又しても一文無し同然で旅館を出て

教会を頼り長崎に戻り

運良く教会に寝泊まりが出来るようになりましたが

2週間程経った頃、牧師がコロナに感染し教会を出なければならなくなりました。

 

仕方なく同じ系列の教会が佐世保市に有ったので、そちらを頼ると

見事に断られてしまいました。

泊まる所も確保できず役所に頼りました。すると、ある施設へ連れて来られました。

ここは障害者や高齢者、生活困窮者の生活や就労を支援する施設で

職業訓練施設でした。

この施設内には既に住んでいる人が数名いました。旦那さんも体の調子が良くなるまでお世話になれる事になりました。

『良かったね』と言っていたのですが

年末から年始にかけて施設内で

お金を盜まれる、という事態が3度も続きました。薬を買ったり病院へ行くお金だったので、職員に相談しました。

話しは施設長に行き

警察に相談すると言われたそうです。

しかしその日の夜

施設長は『お金を盗まれたと言うのは狂言だ』と言って旦那さんの実家へ電話を入れ、その場で旦那さんを施設から追い出し電気も何も無い別の建物に

ひとり追いやられました。

お金を盗まれた被害者なのに

何でこんな事をされなければいけないのか?!

この施設長は前にも

施設で問題を起こした人が直接謝りに行った時に大勢の人の前で、その人を馬鹿にし掴み掛かったと言う事が有ったらしいです。

支援施設の施設長がこんなでいいのか!

 

旦那さんは日本へ行って約半年で

大分考えが変わったようです。

アルゼンチンに帰りたい。

とまで言っています。

 

ですが、日本へ行くために作った借金を返済して飛行機代を稼がないと

アルゼンチンには帰れません。

アルゼンチンペソで日本円を援助することは不可能です。

物価が違いすぎます。

ペソは円の約1/3です。

 

きっと神様が考えを改めさせる為に

日本へ送ったのだと思います。

だってアルゼンチンに残された私達は

裕福ではありませんが普通に生活しているのですから。