母をたずねて三千里

今日ふとアニメの広告を見て思いました。
アルゼンチンのアニメってないのかな?

有りました!
舞台がアルゼンチンなんですけど....

1976年1月4日~12月26日、全52話
フジテレビで日曜日の19:30放送の
「世界名作劇場」ご存じですか?

私は子供の頃から欠かさず見ていました。
フランダースの犬や赤毛のアンなど誰もが知っている名作ばかり。
その中に「母をたずねて三千里」も有りました。

原作者は「エドモンド•デ•アミーチス」

1882年 イタリアの港町ジェノバに住んでいた家族父、母、兄、そして主人公のマルコです。

この家族は平和に暮らしていましたが
生活が苦しく
母がアルゼンチンへ出稼ぎに行く事になりました。

初めは家族への連絡が有ったのですが
突然、音信不通になってしまいました。

マルコは当時9才です。
母が心配でなりません。
そこでマルコは母に会いにアルゼンチンへ行く事を決意します。

三千里 とは 約 12.000kmです。
この頃の長距離の移動は船か汽車、又は馬車でした。

マルコはジェノバの港から船に乗りました。
友達の猿のアメリオも一緒です。
サーカス団と知り合いになり
行動を共にします。

色々な経験をし
ジェノバからブラジル
ブラジルからアルゼンチンのブエノスアイレス
に着きます。

母はメキーネスさんの家で働いている。
メモを頼りにようやく到着。
しかしメキーネス一家はコルドバへ引っ越していて
母と会うことができませんでした。

ブエノスアイレスからコルドバまでの旅が
また始まりました。

やっとのことでメキーネス家にたどり着いたマルコは母(アンナ•ロッシ)と再会できました。

嬉しさもつかの間、母は病気で手術を控えていました。

母の手術は無事に終わり、快復しました。

マルコと母は、父と兄が待つジェノバへと向かいました。

アルゼンチンへ出稼ぎ?
と思われるでしょうが
1882年(19世記ごろ)のアルゼンチンは
スペインからの独立を果し賑わっていました。

涙腺が緩むお話でした。
よ~く覚えています。

今になって思った事ですが
何で母親が出稼ぎに行ったの?
普通なら父親が行くんじゃないの?
仕事が家政婦だったから?
他にも仕事は有ったんじゃないの?
何で9才のマルコが一人で行くの?
せめて兄が一緒に行くとかできなかったの?

こんな事を思うのは私だけでしょうか.....